ヨシ、国際離婚して日本へ帰ろう。

アラフォー子無し女子、10年のアメリカ結婚生活に終止符を打ち、日本へ帰国する

アメリカで離婚弁護士を探す

日本は離婚は結構当人同士でかたを付ける場合も多いようですが、アメリカは弁護士を雇う場合が多いようです。特に子供がいたりすると、養育費、親権など、決め事は複雑でプロの手なしには難しい場合が多いかと思います。

 

問題は弁護士探し。これもカウンセリングと同じでオンラインでレビューを見ても、星五つから一つまでバラバラ。

 

そこで、とにかく行ける距離にある離婚弁護士オフィスのウェブサイトを片っ端から見て、そのウェブサイトに書いてあることやグーグルレビューなどを参考にとにかく消去法で絞り込みました。

 

大体のオフィスは無料で1時間程度のコンサルをやっています。まずは会って、フィーリングを確かめることも重要なので、その1時間の無料コンサルに行ってみることにしました。

 

大きい弁護士オフィスは比較的事務的、そしてアグレッシブです。コンサルの後には、前金を払って申し込みをするかどうか早速聞いてきます。大体3,000‐5,000ドルくらいの前金を払ってまずは離婚訴訟を起こし、そのお金が無くなった時点で追加で支払うという形式が多いようです。

 

そう、離婚はお金がかかるのです。しかもゴネレバごねるほどお金がかかる。

 

訴訟の書類手続きや裁判のための調べもの、電話、メール対応、など、全ての弁護士の動きが当然ですが時給で課金されるので、あっという間に金額も積もります。

 

私は何人かの弁護士と無料コンサルを重ね(いろんな見解を聞けたことはとても助けになりました)、最後に合った弁護士が「僕が君の状況なら、弁護士費用をかけないで自分でやるな。」と言われたことに背を押されて訴訟を起こさないことに決めました。自分でもそうだろうなと思っていてもやはりプロにそう言われると(しかも彼は私にそうアドバイスすることによって得る利益はないですものね)、心強いものがあります。

 

私が弁護士を雇わない事にしたのにはいくつかの複雑な理由があるのですが、ざっと挙げると、

 

1 子供がいないので親権、養育費のネゴが必要なかった。

2 そこまで複雑な財産分与がなくシンプルだった。

3 そんなに財産があったわけではなかったので、それを争うために裁判費用をかけるよりかは話し合って多少損をしてでも折り合いをつけた方が割に合った。

4 調停は長引くし、出廷しなければならない場合も裁判長によってはあるので(場合によっては国際電話でもいいらしい)、私は早く日本に帰りたかった。

5 とにかく精神的に疲れていて、日本に帰って国をまたいで裁判を続ける気力がなかった。早く次のステップに進みたかった。

 

というものです。

 

実際子供のいる友人は6か月前に弁護士を雇っているのにも関わらず、相手がごねているため、まだ裁判にもたどり着いていません。大体離婚訴訟は判決が出るまで早くて6‐10ヵ月、長いと数年にも続く、と私のいた州では言われました。

 

弁護士も本当に千差万別です。カウンセラーと同じように、スキルもさることながら、相性も大事になってきます。あと、レスポンスが早いこと、これは結構重要なポイントかなーと思います。

 

どんなに仲の良かった夫婦でも、離婚する結末にたどり着いてしまった場合、最後にお金を分け合う際にお互い心優しくなれるかというとそうでない場合が多いですよね。

 

自分に合った弁護士を探すのは至難の業なのです。でも、ここは大事な選択だから注意深く選んだ方がいいと思います。口コミも結構頼りになるので、離婚の多いアメリカでは離婚弁護士を最近使った、という人は知り合いなんかに聞いてもらうと結構出てくるものです。そう言った情報も活用するのもいい手だと思います。