ヨシ、国際離婚して日本へ帰ろう。

アラフォー子無し女子、10年のアメリカ結婚生活に終止符を打ち、日本へ帰国する

5 stages of grief

結婚生活が破綻するという、受け入れがたい事実を自分の中で消化し切れていない時期に、カウンセリングで5つのグリーフ(悲嘆、喪失)プロセスというものを知りました。

 

それは以下のようなもの。

 

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これは失ったものが何にせよ、人間が通りやすいプロセスだそうです。

それは結婚生活の破綻かもしれないし、親しい人の死、職を失うこと、何かとの決別。

何であれ、人は失った悲しみを最終的に受け入れるまでにグルグルとプロセスを経るそうです。

 

その五つとは以下の通り。

 

1 否定

2 怒り

3 取り引き

4 抗うつ

5 受容

 

図では矢印で、1から順に5に進んでいますが、必ずしもそうではなく、人によってはステップを飛ばしたり、また進んだと思ったステップから逆回りしたりすることもあるそう。

 

私は1と2の間を激しく行ったり来たりした後、3と4をウロウロし、ゆっくり5に歩き始めている気がするときもあれば、いきなり2に逆走することもあります。

 

ステップ3の「取り引き」とは受け入れられない状況をなんとかすべく、交渉をすることだそうです。「これを変えられるなら、なんでもする」とか。また、過去のことに関しても、「あのとき私があんなことを言わなければこんなことにならなかったかもしれないのに」などと考えることもこの取り引きに含まれるそう。私は後者の方を毎日毎日考えていました。

 

このプロセスを知らなかったときは、自分の中であまりにも激しい感情が行ったり来たりして、頭がおかしくなりそうで、そんな自分はおかしいんだと思いましたが、これを知ったら、自分がなぜそのように感じているのか、また、そう感じることはおかしくないんだ、普通なんだ、と思うと安心できました。

 

最終的に失ったものを受容するのにかかる時間は人それぞれだけれど、強制的に辿り着くことは出来ず、そうしたとしてもまたこのサイクルをグルグルすることになるのだから、自分に必要な時間をかけてゆっくり辿り着こうと、今は思えるようになりました。