最近「認知の歪み」という言葉をよく耳にするようになりましたが、
不安になったり気持ちが沈んだり、人間関係に悩んだり、
そんな時に自分の考え方のクセや傾向に気付くことによって
それを認識し検証し、事実に基づいたバランスの良い思考、
認識に気付きましょうという練習をするという自習帳を買ってみました。
非常に簡潔でシンプルな構造なのでサラッと読めました。
レビューマニアの私も納得のレビュー数ww
練習帳では、悩んでいるトピックを一つピックアップし、
そのトピックに関する:
1) 実際の状況
2) それに対する自分の気分
3) その出来事を体験しているときに浮かぶ考えやイメージ
4) そう考えてしまう根拠
5) その考えと矛盾する事実
6) その考えに代わる柔軟で現実的な考え
7) 考え方を変えてみた後の気分
を活字に書き出して、頭を整理するという方法。
個人的には3番と5番の書き出しと比較が大きいなと。
例えば自分のキャリアで悩んでいたとして、
40代にもなって、キャリア形成もままならず、
何をやりたいかもわからず、周りに後れを取っていると感じ、
自分はダメな人間だと思っている思考が3だとすると、
5の書き出しで、
「でも働く時間はあと20年以上もある。
今から形成を始めても、決して遅くない。
10年後に始めるよりも、今なら10年も早い。
40代でビジネスを始めたりキャリアを変更して成功している人はたくさんいる。」
と、いう自分の考えに相反する事実(妄想ではなく)を書き出す。
それによって、「ああ、そんな見方もできるんだ。」と気付く。
これを思いつくままに書き出すのは、大したことないように思えて大きいかなと思いました。
もちろん書き出したからといって瞬時に心が軽くなるようなことはなく、
コンシスタントに繰り返し継続することによって少しづつ
考えのクセの歪みが修正されてくるのかなと思いました。
大きな不安を抱えている状況って、不安ばかりが大きくなり、
その不安な気持ちばかりに集中して余計に恐怖感を感じたり、
私はしがちなんですが、こういうツールを引き出しの中に
沢山持っておくと、少しは違った反応ができるかなと。
そういう希望論です笑
私はカウンセリングを長期に渡って受けていたので、
あ、先生はこれをやってたのねー、って。
だから身に覚えのある技法ではあったんだけど、
きちんと説明を読むとストンと落ち、
自分で実践できるようになると役立つだろうなー。
という今後の自分への忘備録として残します。