ヨシ、国際離婚して日本へ帰ろう。

アラフォー子無し女子、10年のアメリカ結婚生活に終止符を打ち、日本へ帰国する

さぁ日本帰国、でもどこに帰る?

数日前にちょうど一年ほど前に登録していた派遣会社から連絡がありました。

 

「現在お仕事はされてますかー?」という現状チェック的な電話。せっかくなので、最近の求人状況などを聞いてみると、やはりこのウィルスの影響で求人は激減。誰かが辞めたからそれを補填するために求人は出しても、新たに人を雇おう、という動きは激減したと言ってました。

 

「英語使う仕事はどう?」と聞くと、「あー、全然ないですねー。」と。笑

「やはり英語を使うとなると東京ばかりになりますねー」と、一年前も聞いた話。

 

そこで思い出しました。一年前のことを。

 

国際離婚する際に、日本に戻るか、アメリカに残るかで悩んだことは以前も書きました。

 

いざ日本に帰ることを決断したら、次は日本のどこに戻るかを悩みました。

 

私は大学から実家を出て、そこから渡米までずっとその土地で過ごしました。そのため、友人や知り合いはダントツに実家よりもその土地の方が多かったのです。また、実家は田舎であることから、仕事、それも英語を使った仕事は見つかりにくいのではないかと思いました。でも親は帰ってきて欲しがっているのは分かっていました。

 

英語を使ってしっかり稼ぎたいのであれば、絶対に外資系の多い東京だ、というのは分かっていましたし、リクルーターにもそう言われました。しかし東京には知り合いもそういませんし、住んだこともありません。でも年齢の割に貯蓄があるわけでもキャリアがあるわけでもなく、人生やり直すのであれば東京でしっかりキャリア構築すべきなのか、と悩みました。

 

結果、じっくり自分にとって何を今一番優先すべきなのか、を考えたとき、私は過去10年間のアメリカでの転勤暮らしで、寂しい思いをしてきており、更に離婚と帰国で不安もうなぎ登り。とにかく信頼できる人とのつながりを求めていました。多くのお金よりも精神の安定が今一番重要だ、という結論に辿り着きました。

 

こういう流れから、住み慣れて、友人たちもいる土地への帰国を決めました。

 

結果、ベストな決断だったと思っています。

 

辛いときに、「うちにご飯食べに寄りなよ」と誘ってもらったり、お互いに顔を合わせて悩みや他愛もないことを話し合えたり、「あそこにオープンしたレストラン、今度行ってみようよ!」と言えることだったり、女子会で集まれることだったり、これらの出来事が本当に心の支えになっています。

 

人とのつながりっておっきいんだなー、と改めて感じています。

帰ってこられる場所があったこと、「帰ってきなよ!待ってるよ!」と言ってくれる友人がいること、実家に戻らなかったのに温かく見守ってくれる家族がいること、本当にありがたいなぁと思います。